数字から書く。35歳のとき、ウエストは78cmだった。今は89cm。体重は58kgから69kgに増えた。3年前まで普通に入っていたLサイズのズボンが、去年の春から入らなくなった。
「そのうち痩せる」で2年やり過ごした
最初は一時的な増加だと思っていた。忙しい時期が落ち着けば戻るだろう、と。ただ実際は忙しさが落ち着くことはなく、体重はゆるやかに増え続けた。気づけば2年が経っていた。
失敗1:無理な減量で、2週間で元に戻った
さすがにまずいと思って、3週間だけ食事量を極端に減らしたことがある。体重は2kg落ちた。ただ仕事のパフォーマンスが落ちて、2週間で元に戻った。リバウンドというより、そもそも生活と合っていない方法を選んだのが失敗だった。
失敗2:LLサイズを避け続けた
サイズを上げればいいのは頭では分かっていた。ただ量販店のLLサイズの棚には、シルエットが野暮ったい服が多かった。体型を隠す服ではなく、体型に合ったきれいめの服を探しても、なかなか見つからなかった。結果、Lサイズを無理やり着て、ボタンの間から下着が見えるような着方を続けてしまった。これが一番、周りから見て残念だったと思う。
相場を調べてわかったこと
オーダースーツを仕立てる相場は、僕が調べた範囲だと1着5万円台からが多かった。2着仕立てれば10万円を超える。一方、大きいサイズを専門に扱うメンズ服のショップも調べてみると、扱っている商品はトップスやシャツ、アウター、スーツ、ビジネス用品まで幅広く、価格帯もTシャツが2,000円台、ジャケットが2万円前後と、量販店の感覚とそこまで離れていなかった。サイズ表記もLLどまりではなく、大きめサイズに絞った特集が8Lまで組まれているところもあり、自分のような体型でも選択肢がちゃんとあると分かった。大きいサイズ専門のブランドを、このとき初めてちゃんと調べた。今回選んだのは【ビッグエムワン】だった。
実際に何が変わったか
サイズ表記が細かく分かれていて、自分のウエスト89cmに合うサイズがそのまま選べた。余りすぎるのでも、ボタンが引っ張られるのでもない、ちょうどいい着丈とシルエットになった。パンツは3,000円台後半から7,000円くらい、ジャケットは2万円前後で、量販店のLサイズを無理して着ていた頃と、値段はそこまで大きくは変わらなかった。トップスからアウター、スーツまで揃っているので、普段着だけでなく仕事用の服も同じ店で選べたのも助かった。変わったのは、鏡を見たときの印象だった。
これから、数字とどう付き合うか
体重を戻す努力は、これからも続けるつもりでいる。ただ、戻るまでの数年間を、入らない服を我慢して着る期間にする必要はなかったと、今は思う。今のサイズに合う服を選ぶことと、体型を戻す努力は、別に両立しない理由がない。サイズが合わないまま我慢していた2年は、正直、必要のない我慢だった。
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