来月の予定をカレンダーアプリに書き込んでいて、手が止まった。子どもの授業参観、実家の片付け、健康診断の予約、資格の模試。土日という土日に、もう何かしらの予定が入っていた。
見返すと、先月もその前の月も同じだった。休みの日はあるのに、何も予定を入れていない日が、ここ半年で1日もなかった。
予定が埋まっていることを、ずっと良いことだと思っていた
土日に何かしら予定を入れていないと落ち着かない。空いている時間があると、つい家族の用事や近所付き合いを差し込んでしまう。それを「充実している」と呼んでいたが、真っ黒に埋まったカレンダーを見て、少し違う気がしてきた。予定を詰めることは、疲れを取ることとは別の話だった。むしろ疲れを先送りにしているだけだったのかもしれない。
試しに、何も決めない一泊を予約してみることにした。行き先だけ決めて、そこから先の予定は一切入れない。観光の計画も、誰かと会う約束も作らない。
「一人旅」「露天風呂付客室」で検索してみた
場所は箱根にした。新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本まで約1時間半、日帰りもできる距離だが、今回はあえて一泊にした。近すぎず遠すぎず、有休を1日足すだけで行ける距離感がちょうどよかった。
宿探しには一休.comを使った。「一人旅」「露天風呂付客室」の条件を掛け合わせて絞り込むと、一人でも気兼ねなく泊まれる高級旅館だけが残る。誰かと予定を合わせる必要がないので、空いている日をそのまま予約日にできるのも楽だった。
たどり着いたのは、部屋にこもるための宿だった
そこで見つけたのが「箱根本箱」という宿だった。強羅にある全18室の温泉旅館で、すべての部屋に露天風呂と「あの人の本箱」という、部屋ごとに選書されたブックシェルフが付いている。館内には古書から新刊まで約1万2000冊の本が置かれていて、外に出る予定を作らなくても、部屋と館内だけで一日が完結するように作られていた。口コミの評価も4.67(171件)と高く、一休.com上でも「一人旅」向けの宿として紹介されている。料金は2名利用・夕朝食付きで52,188円〜(税込)、一人旅向けの直前予約プランも別途用意されている。チェックインは15時から19時、チェックアウトは11時までと、滞在時間にも余裕があった。
友人と盛り上がる系の息抜きも悪くないのは分かっている。ただ今回欲しかったのはその逆だった。誰とも予定を合わせず、声を出す相手もおらず、体を動かす予定も入れない時間。そういう意味で、今回は「一人・屋内・何もしない」を条件に選んだ。
実際に泊まって、変わったこと
チェックインしてから翌朝チェックアウトするまで、決めていたことは何もなかった。部屋に着いて、露天風呂に入り、備え付けの本棚から一冊選んで読み、疲れたらまた風呂に入った。夕食は館内のレストランで17時半から。食べ終わったら、また部屋に戻って本を読んだ。
翌朝は、目覚ましをかけなかった。起きた時間で朝食に行き、11時のチェックアウトまで特に何もしなかった。宿を出るとき、体より先に頭のほうが軽くなっている感覚があった。予定がないということ自体が、いちばん効いていたのだと思う。
迷っている人へ
休みを「用事を片づけるため」ではなく「何もしないため」に使うのは、最初は少し贅沢に感じた。予定を埋めることが正しいと、どこかで思い込んでいたからだと思う。カレンダーを開いて、予定が入っていない日がしばらくないと気づいたら、行き先だけ決めて、そこから先の予定は空けたまま予約してみるのもいいと思う。一休.comなら「一人旅」「露天風呂付客室」で検索すれば、一人でも泊まりやすい宿から絞り込める。
※本記事はPRを含みます。

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