押し入れの奥から、弦の錆びたギターが出てきた
週末、押し入れの奥を漁っていたら、大学時代のギターケースが出てきた。何を探していたのかももう思い出せないくらい、ついでに見つけた感じだった。
開けてみると、弦は茶色く錆びついていて、1本は緩みきってまともに音程が取れない。ボディにもうっすら埃が積もっている。正直、これを自分で張り替えて調整できる自信はまるでなかった。押さえ方もチューニングの感覚も、体のどこにも残っていない気がした。
なんでこんな週末にギターを引っ張り出す羽目になったのか、話は二週間くらい前に遡る。
異動する後輩の送別会で、ギターを弾く後輩がいた
異動する後輩の送別会があって、二次会は近くの居酒屋の座敷になった。後輩の一人が「実は少しだけ」と言って、店の隅に置いていたギターケースを開けた。
弾き始めたのは、タイトルは分からないが、学生の頃どこかで聞いた覚えのあるコード進行の曲だった。座敷が少し静かになって、みんなスマホから顔を上げた。
隣に座っていた別の後輩がこっちを見て、「そういえば先輩、学生時代バンドやってたって聞きましたけど、今も弾くんですか」と言ってきた。誰から聞いたのか知らないが、「いや、もう全然」とだけ返してグラスの中身を飲み干した。
最後に弾いたのがいつか、電車の中で思い出せなかった
帰りの電車で、最後にギターを触ったのがいつだったか考えてみたが、はっきりしなかった。
大学の軽音サークルでギターをやっていて、就活が本格化する頃にメンバーそれぞれの予定が合わなくなって、最後のライブがいつの間にか最後のライブになっていた。解散を宣言した記憶もない。気づいたら誰も連絡してこなくなっていた、というのが正しい。
家に着いて、「楽器 大人 再開」で検索した
家に着いてから、なんとなくスマホで「楽器 大人 再開」と打ち込んで検索してみた。
出てきた個人ブログの一つに、40代でピアノを再開した人の話があった。子どもが習い始めたピアノの発表会を見ているうちに、自分ももう一度弾いてみたくなったらしい。ブランクは大きく、ペダルの感覚も指の動きも子どもの頃とはまるで違ったとあったが、そこから少しずつ戻していったという話だった。
印象に残ったのは、その人が子どもの頃にやめた理由を「才能がなかったから」と一度も書いていなかったことだ。部活や受験で忙しくなったのと、練習がいつの間にか義務っぽくなっていったこと、それだけだったらしい。自分がギターから離れたのも、下手だったからではなく、就活という別の予定が優先されて戻るタイミングを逃しただけだった。
それで結局、押し入れを開けることになった
その勢いで、冒頭の週末に押し入れを漁ってギターを引っ張り出したわけだ。錆びた弦を見て、これは自分ではどうにもならないなと諦めがついた。
ついでに「ギター 独学 大人 挫折」でも検索してみると、似たような状況で再挑戦したという人の記述に行き着いた。独学で数週間は続いたが、コードがうまく鳴らない原因が自分では分からず、そのまま触らなくなったと書いてあった。フォームのわずかなズレは、隣で見てもらわないと直しようがない部分らしい。
それなら一人でやるより教わったほうが早いと思って、「ギター 大人 レッスン 一人で不安」で検索して、アバロンミュージックスクールというサイトに行き着いた。ギターコースはマンツーマンで、月2回・3回・4回、1回30分から60分まで自分の予定に合わせて選べると書いてあった。楽器はスクール側に用意があるらしく、仕事帰りに手ぶらで通えるとも書かれていた。押し入れの錆びたギターを先に何とかしなくていい、という点だけでも始めるハードルが一つ減った気がした。全国に15校舎あるほか、オンラインのレッスンにも対応しているらしい。
スマホのカレンダーに、初めて「ギター」の予定が入った
まずは無料体験レッスンだけ申し込んでみることにして、来週水曜、19時に予約を入れた。
錆びたギターは、まだ押し入れに戻したままにしている。今度は誰かに合わせて始めたわけではないので、続けるかどうかを試すところから、自分のペースで始めるつもりでいる。
学生時代にやめた楽器を大人になってから再開したい人には、アバロンミュージックスクールも選択肢になると思う。
※上達や継続を保証するものではございません。
※コース内容や在籍校舎は変動する場合があります。
※本記事はPRを含みます。

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